性欲と勃起のメカニズム

性欲を感じるシチュエーションは人によって異なりますが、性欲が高まってから勃起するまでのメカニズムは共通しています。

以下では、性欲を感じてから実際に勃起するまでの流れを紹介します。

1.脳に情報が伝わる

視覚や聴覚、触覚などの五感によって感じ取った性的な刺激が脳に情報として伝わります。

2.性欲が高まる

五感で感じ取った情報は理性や感情などをコントロールする大脳皮質に伝わります。

その動きに触発されて脳下垂体が興奮します。これが脳が興奮した状態=性欲が高まることにつながります。

3.一酸化窒素が分泌される

脳が興奮すると、副交感神経に対して勃起命令が伝わります。

命令は脊髄を通って副交感神経からさらに下半身の勃起中枢に向けて伝わり、一酸化窒素(Nitric Oxide、略してNO)を分泌させます。

4.cGMPが増加し、勃起する

分泌されたNOはサイケリックGMP(cGMP)という情報伝達物質を生み出します。

cGMPは、海綿体平滑筋を弛緩させるはたらきがあり、ペニス内部の動脈に大量の血液が流れ込みます。これが勃起です。

5.勃起の維持

勃起時は広がった動脈によって静脈が圧迫されてしまうため、流れ込んだ血液は一方通行の状態となります。

つまり、海綿体の平滑筋が弛緩し、動脈が広がっている状態が続いている限り、勃起を持続させることができます。

6.勃起状態の解除

勃起はcGMPが分泌されている間、ずっと続きますが、同時に体内ではcGMPのはたらきを阻害するPDE-5という酵素が活動し始めます。

すると、cGMPの分泌がストップしてしまい、海綿体の平滑筋が元の状態に戻り、ペニスへの血液供給も止まってしまいます。

拡張していた動脈が元に戻ると、圧迫されていた静脈も通常通りとなり、ペニス内部にたまっていた血液が静脈を通じてペニスから排出され、勃起状態が解除されます。

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